【バスケコーチ&保護者必見】「声かけ」で子供は変わる 自分でできる子に育つ「ほめ方 叱り方」

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こんにちは。

清水太一です。

普段どうやってコーチや保護者の皆さんは子どもを褒めたり、叱ったりしていますか?

「すごい!」「よくできたね!」と褒めてみたり「ダメって言ったでしょ!」「早く〇〇しなさい!」と叱ったりですかね?

褒めて伸ばそうなんて時代もありましたが、声の掛け方次第では子供の育ち方に大きな影響を与えてしますかもしれないのです。

先の見えない時代だからこそ、自分で考え、自分で動き、未来を切り拓ける子に育って欲しい。

そう願うコーチや保護者が多い中で、自分でできる子へ育てることができているでしょうか?

わかりやすくポイントが書いてあるおすすめの本があるので紹介します。

今回は「自分でできる子に育つほめ方叱り方」(島村華子/ディスカヴァートゥエンティワン)という本についてです。

なお、ほめ方・叱り方は、3〜12歳を対象としていますのでカテゴリーによっては少しアプローチが違う可能性もありますが、バスケットボールを教えているコーチや子供を持つ保護者にとって新しい発見があると思います。

著者のプロフィール

島村華子(しまむら はなこ)

オックスフォード大学 修士・博士課程修了(児童発達学)。モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者 。

上智大学卒業後、カナダのバンクーバーに渡りモンテッソーリ国際協会(AMI)の教員資格免許を取得。カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、 オックスフォード大学にて児童発達学の修士、博士課程修了。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員養成に関わる。

専門分野は動機理論、実行機能、社会性と情動の学習、幼児教育の質評価、モンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育法。

本の概要

褒め方

①成果よりもプロセスを褒める

例えば

バスケで30点取った選手がいたとします。それは素晴らしいことです。

ただしそこで得点対してコメントをしてしまうと次にあまり良い結果が出なかった時に自己肯定感の損失があったり、努力を続けることの大切さを見失う可能性があります。

能力や性格を褒めるのではなく、取り組んでいる過程での努力や挑戦した姿勢、やり方の工夫を褒めましょう。

②もっと具体的に褒める

これは私もよくやってしまいがちですが、「ナイス!」だけ伝えてしまうことです。

子供にとっては具体的な理由なしには自分の優れているところやまた努力すべきところがわかりにくいのです。

もし自分が言われるとしたら「ナイス」の一言か具体的なフィードバックかで次のパフォーマンスに向けてモチベーションが自然と上がります

大人の評価をおしつけることを避けて、見たまま(色・形・数など)を具体的に表現してみるのです。

③もっと質問する

大切なのは、子ども自身がどう感じたか、どう思ったかということであり、親がどう思うかはそれほど重要ではありません。

質問するときは、「楽しかった?」など「はい」か「いいえ」で答えられるような広がりのない選択解答形式の質問は避けることが重要です。

会話のキャッチボールができるような自由回答形式の質問をしましょう。

④むやみやたらにコメントしない

子供が求めているのは評価ではなく、何かを達成や発見、嬉しいことがあった時に、大好きな両親や先生と共有することです。

無理やり褒めたり、わざとらしく褒めることは効果的ではありません。

また心から感心した時に出る「すごい!」は本音でかけても大丈夫です。

叱り方4つのポイント

①ダメ!・違う!」をできるだけ使わない

ついつい否定的な言葉をかけてしまいますが共感する言葉をかけましょう。

子どもが何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解した上で、手を差し伸べることが必要です。

②結果ではなくプロセスに目を向ける

褒める時と同様に過程を中心に声をかけることが重要です。

結果に至るまでの努力ややり方に対してネガティブな評価なしに具体的にフィードバックを与えることです。

③好ましくない行動の理由を説明する

子供に自分のとった行動が子供自身あるいは他者にいかに影響を与えるかというモラル(道徳)に焦点を当てながら具体的に説明することです。自分の行動と結果の因果関係を理解することで相手への思いやる気持ちが生まれます。

よくない行動の後に罰を与えることは、子供は次に罰を受けないという部分に集中してしまい自分の行動が振り返れなくなります。

④親の気持ちを正直に伝える

相手を批判したりせずに、「私」自身の気持ちを中心に、どう感じているか、その理由はなんであるかを伝えます。

気持ちを解放することで、相手の感情を思いやるきっかけとなり円滑な人間関係がを築く力が身につきます。

まとめ

褒美と罰

今回は「褒め方」と「叱り方」の2つのみを紹介しましたが、大切なのは子どもの行動をコントロールしないことではないかと感じます。

個人的に意識はしているものの、無意識にコーチとして活動している以上選手を評価し、褒めたり叱ったりして「子ども」を「子ども」として扱ってしまうことがあります。

よく指導現場で使われる「褒美と罰」は指導している感はすごくあるのですが、子供の行動をコントロールすることにつながるので自主性、主体性からは遠く感じます。

自立した選手、チームを目指すに当たってどのように接することが良いのか日々勉強中です。

コーチとはどんな存在であるべきかという原点を考えさせられる一冊でした。

また新しいコーチ像や現実と理想のギャップについてはブログ記事にしていきたいと思います。

モンテッソーリ教育レッジョ・エミリア教育も深めたいですね。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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