バスケコーチおすすめ本!【No.4】コーチングの哲学 スポーツと美徳 佐良土 茂樹(著)

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コーチングの哲学を読む目的

  • コーチを仕事にしている中でコーチング哲学、教養を深める必要がある
  • 美徳なきコーチングの時代にコーチとしての最適解をどこに置くのか
  • 優れたコーチとは何か?

よいコーチは試合を変えることができる。善いコーチは人生を変えることができる―。

コーチには哲学が必要だ!

感情過多のコーチ、抑制のないコーチ、無知なコーチ、獣的なコーチ、名誉心のつよいコーチ、スパルタ的なコーチ……。「勝利至上主義」に目がくらみ、暴力、ハラスメント、ドーピングなどがはびこる競技スポーツの現在。コーチングを通して善く生きることはいかにして可能か。そもそもスポーツにはどんな意義があるのか。アリストテレスの徳倫理学を手がかりに、「美徳なきコーチングの時代」を問いなおす。

戦争のなかで平和を訴え続けたアインシュタイン、AIの軍事利用に異を唱えるGoogle社員、戦争によってもたらされた環境破壊、軍事研究に侵食されてゆく学問、江戸時代に宇宙論を展開した司馬江漢、そして科学の詩学を追い続けた寺田寅彦……。科学的好奇心と使命感に駆動され、あらゆる事象の「慣性」と「摩擦」をとことん観察し続けた科学者が描き出す、ひとつの本質。

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コーチングの哲学から得た学び、気付き

コーチング=引き出すこと

ティーティング=教えること

スポーツコーチングでは両者を合わせてコーチングと呼ぶ

コーチングアプローチ

指示(Tell)

提案(Sell)

質問(Ask)

委譲(Delegate)

伝える、命じる、与える、質問する、答える、委ねる、見守る

コーチングコンテキスト

コーチとプレイヤーを取り巻く環境(社会や関係者等々)

勝利至上主義

スポーツの価値は試合の目標と同じではない

勝利と敗北の二元論では、試合をしている半分のもの不幸になってしまう。

相手との戦いではなく自分との戦い

勝利追求と勝利至上主義は違う

なりうる最高の自分を目指すこと

ジョン・ウッデン

コーチングの哲学を読んでからのネクストアクション

善いコーチとしての究極形態はコーチがいらなくなること

魚を与えているだけではなく釣りの仕方を伝えること

時を告げるのではなく、時計を作ること

意識しながら指導に携わっていきたい

メモ

本書では

  • コーチングとは試合においてアスリートやチームの卓越性を向上させること
  • 試合の中でその卓越性を発揮させることを目指した営み
よいコーチは試合を変えることができる。善いコーチは人生を変えることができる。

よいコーチの資質能力

「魅力」

  • 厳しさと優しさという両面を持ってる方が魅力的である

ジョンウッデンの考えるコーチの資質能力

知のあり方に関わる要素

判断力、細部への注意深さ、臨機応変さ、先見性

性格的な要素

勤勉さ、熱意、おもあやり、自制心、正直さ、忍耐力、公平さ、高潔さ、順応性、協調性、楽天的気質、信頼性

その他の要素

服装、話し方、主張

テックスウィンターの考えるコーチの資質能力

知に関わる要素

スポーツ活動の教育的価値に対する理解、勇気、過度の緊張を抑制するすべ

性格的な要素

順応性、ユーモア、若々しい精神、感受性、性格の良さ、プレッシャーや緊張と共に生きられる

その他の要素

規律

日本のコーチがコーチングについて語ると多くが方法論に焦点が当たりがちだが、その方法論を使用するコーチ自身のバックグラウンドを知ることがより深くコーチングを知ることができる

コーチの種類

コーチとは?

コーチングとは?

コーチの存在とは?(医者、教師、指揮官との比較)

コーチングアプローチとコーチングコンテキスト

名監督、名選手にあらず

よいコーチとは(知識と技能、思考と性格)

よいコーチの人間観 等

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