・ペースとは
・ペースの変化
・変化した理由
こんにちは。
清水太一です。
今回はウィンターカップをデータで見ていきたいと思います。
今回見ていく内容はペースです。
ペースとは
一方のチームがボールコントロールが得てからボールコントロールが相手へ移るまでをポゼッションと言い、ポゼッションに時間の要素を混ぜた(NBAなら48分間、FIBAなら40分間)数値のことを言います。
詳しいペースについての内容はこちら
ペースの変化
2005,2010~2013,2016~2020と少し変なデータとなってしまいましたが理由はJBAの公式ホームページから2014,15シーズンの結果なくなってしまったからです。
結論から言うとペースは緩やかに上昇しています。
(ウィンターカップ準々決勝以降のゲームのスタッツから算出)
これはNBAでも同じ傾向にあり年々早い展開になりつつあります。
NBAでは10年ほど前まで90前後でしたが最近ではリーグ平均が100近くです。
2013年のウィンターカップでは最速の数値が出ていますがラン&ガンで有名な京北高校がインターハイを優勝し、他のチームも量の戦いを選んだことによる流行のせいだと思います。
(2013年ウィンターカップは私も出場しています笑)
それだは変化した理由を見ていきましょう。
ペースが変化した理由
ウィンターカップで緩やかにペースが伸びた理由はルールやトレンドだと思います。
ほぼNBAと同じなのでNBAのトレンドを見ていきましょう。
2014年からオフェンスがリバウンドを保持した場合以前は24秒でしたが14秒リセットに変更になりました。
NBAでは2018年からです。
この変更はゲームのペースを上げる要因の1つになると思います。
これはリーグとしてもよりエンターテイメント性の高いゲームにするために多くのショットが生まれるように工夫したようです。
ペースが速くなった理由は
昔はハーフコートのセットをゆっくり時間をかけて行うことが多かったですが、現代のバスケットボールはトランジションオフェンスの質が上がり早めのショットクロックでもショットが放たれることが多くなりました。
また2014年ごろに大きく変わりましたが3Pが多く打たれるようになったため、オフェンスリバウンドの数が減ったことやファールが減ったこともペースが早まった要因の一つかもしれません。
攻め方にも通じますがオフェンスの終わり方が悪いと相手にイージーなショットを与えてしまいます。
なのでNBAではオフェンスリバウンドを重要視はせずに相手のトランジションオフェンスで簡単に得点を与えないことに注視しています。
その結果ポゼッション自体はオフェンスリバウンドがない方が移り変わるためペースは早くなっています。
これら以外にも多くの要素があるとは思いますが様々な要素によりペースが速くなっていきました。
NBAのトレンドを紹介しましたがおそらくウィンターカップでもこれらのトレンドが影響しているのかもしれません。
実は高校生のカテゴリーでは元から堅守速攻をスローガンに掲げているチームも多く基本走り勝つみたいなスタイルが多いです。
ペースにするとBリーグよりもなんなら早いのです。(質は低いですが)
まとめ
今回はウィンターカップの2010~2020までのペースの変化についてまとめてきました。
ペースは早ければ勝てるわけではないのでチームのスタイルによって変えるべきだと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント
[…] 【データから見るウィンターカップ】2010~2020までのペースの変化記事の内容 ・ペースとは ・ペースの変化 ・変化した理由 こんにちは。 清水太一です。 今回はウィンターカップをデー […]